企業と学生の「ギャップ」、セキュ人材育成の課題 - JNSAが報告書
日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)傘下の情報セキュリティ教育事業者連絡会(ISEPA)は2025年5月28日、報告書「セキュリティ人材の確保と育成」を公開した。
同報告書は、採用する側の企業と採用される側の学生のあいだにある認識のギャップやミスマッチなどについて調査したもの。育成の方針や接点のあり方について考察をまとめた。
具体的には、2024年度に実施した企業の人事や採用担当者へのインタビューをもとに、企業側の人材育成や採用方針、学生に対する期待などを分析。さらに先行して2022年、2023年に実施した学生へのアンケート調査の結果を踏まえ、双方の視点から課題を整理している。
学生側はキャリアに対して「安定志向」と「スキルアップ志向」に二極化しつつあり、社会貢献への関心も高まっていると指摘した。企業側もキャリア形成の柔軟性を求める声があり、退職後もつながり続け、「カムバック制度」を用意するといった人材戦略も取り上げている。
あわせて教育機関に対する期待や、今後の人材戦略の方向性を提言。同報告書は、JNSAのウェブサイトよりダウンロードすることができる。
(Security NEXT - 2025/05/29 )
ツイート
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年6月1日〜2025年6月7日)
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
先週注目された記事(2025年5月25日〜2025年5月31日)
若年層向け合宿イベント「セキュキャン」が参加者募集をまもなく開始
若年層向け人材育成ハッカソン「SecHack365」、参加者募集を開始
「脆弱性診断士のキャリアデザインガイド」を公開 - ISOG-J
「SecHack365 2024」の成果発表会を都内で開催 - NICT
SMFGなど4社、合弁会社「SMBCサイバーフロント」設立
NICTがシンポジウム開催 - 研究報告や女性活躍のパネルも
次年度「SecHack365」に向けてオンライン説明会を開催